風邪やインフルエンザにためらうことなく

風邪はウィルスに接触することで発生します。どうように、インフルエンザもインフルエンザウィルスによって起こります。風邪とインフルエンザは同種の病気ではありませんが、原因がウィルスであること、高熱、頭痛、悪寒、全身倦怠感など、いくつかの症状に共通点があり、大変よく似ています。

ウィルスに感染すると、だれもが風邪やインフルエンザになって苦しむかといえば、決してそうではありません。その人の健康状態や栄養状態などによって、かかる人もいれば、かからない人もいます。万が一風邪にかかったとしても、健康や栄養の状態がよければ、風邪の症状を大幅に減らすことができます。

ビタミンCは、その“栄養物質”に関係している最高のもので、風邪やインフルエンザの予防と治療に、これほど効果のあるものはほかに見当たりません。

その理由は、 ①ビタミンCがウィルスに立ち向かうインターフェロンという物質を体内にたくさん作ること ②細胞と細胞をつないでいるセメント質を強くし、組織を通り抜け細胞内に入るウィルスの移動を妨げることです。

ビタミンCの免疫機能の増強作用は風邪だけに限らず、ほとんどすべての疾患に力を発揮しますが、風邪などのウィルス性の病気には、どの風邪薬よりも有効で危険性がないことが特徴です。インフルエンザにかかった場合でも、ビタミンCを大量に与えれば、肺炎など細菌による二次感染を防ぐことができます。

このように、ビタミンCは単にウィルスだけでなく、肺炎球菌、ブドウ球菌、要血性連鎖球菌にも力を発揮します。

風邪は気管支炎、ちくのう症、中耳炎、髄膜炎、骨の感染症などを引き起こしますし、関節炎や腎臓病、心臓病などを悪化させますから、風邪ぐらいといってバカにすると大変なことになります。ビタミンCは無害。安心してためらうことなく親しみましょう。